誰かが上がった時点でゲーム終了となり精算です。 ただ場風と局数はそのまま引き継がれ、北場四局の次は東場一局に戻ります。 ゲーム代は１ゲーム終了ごとに各人がそれぞれ支払います。

　得点はすべてオヤ（荘家）として計算し、それに赤牌祝儀が加算されます。
（ただし役満には赤牌祝儀は加算されません）
赤牌ひとつにつき祝儀は5,000点で、自摸和の場合は全員からもらえます。 例えば赤牌ひとつでツモ和了りした場合は、全員から5,000点の合計15,000点が得られます。 つまり、満貫の収入12,000点よりも赤牌ひとつでツモ和了りした方が収入が多くなるという麻雀です。

　一見すると運だけ勝負のバカみたいな麻雀に思えるのですが、実際にはその逆で、一般的な半荘戦や東風戦に比べると、より実力どおりの結果になる麻雀で、強烈な魅力をそなえています。それでいて初心者も充分に楽しめます。
確かに初心者のうちは一局の勝負で一喜一憂し、勝てば嬉しいし、負ければ悔しいものです。まさに運の勝負です。 しかし、上級者は違います。目の前の勝負にとらわれることなく大局観をつかみ、流れを大切にします。 つまり、一撃麻雀が運のみの勝負だと感じるのなら、その人はおそらく初心者で、一撃戦という麻雀は半荘戦とはまったく異なる戦い方を求められる麻雀なのだ、ということが把握できないのかも知れません。

　どんな戦い方が求められる麻雀なのか、詳しくはここでは述べませんが、麻雀が好きな方はぜひお試しください。半荘麻雀の面白さや奥深さとは趣がかなり異なりますが、とっても楽しい麻雀ですよ。